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軽い甲状腺機能低下症ではtshが正常値の場合があります

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甲状腺機能低下症の検査項目の一つがtshです。

 

tshは甲状腺刺激ホルモンを指し、甲状腺機能低下症やバセドウ病の可能性をはかる指標でもあります。

 

こういった甲状腺の病気に罹患すると、概してtshは高値になるのが常です。

 

ですが病気の程度が比較的軽い場合には、まれにtshが正常値を示すことがあります。

 

このようなケースは特に病気の発見が困難です。

 

甲状腺の病気の診断を行なう際には、実の所複数の検査値が参考にされます。

 

甲状腺ホルモンの値はもちろんのこと、肝機能やコレステロールの値などがチェックされるのが常です。

 

こういった幾つかの値を総合的に考えながら鑑別が行なわれていきます。

 

甲状腺の病気は意外に種類が多く、正確な診断を受けることが必要です。

 

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昨今では、甲状腺機能低下症が日本でも非常に増えていると言われています。

 

この病気は冷え性やむくみなどが典型的な症状になり、時に更年期障害とも間違われやすいのが特徴です。

 

日本においては甲状腺の詳細な検査が余り一般的でないことから、潜在的な病気を持つ方は非常に多いという見方が一般的となっています。

 

実際、甲状腺ホルモンが正常値でtshが高いケースは、潜在性甲状腺機能低下症の典型的なパターンです。

 

こうしたことから、甲状腺機能低下症は非常に発見が難しい病気と言えます。

 

中には10年以上もの間、病気の存在に気付かない場合があり日常生活に支障が出ることが問題です。

 

ですので検査で正常値となった場合でも、日頃の症状に気を配ることが大切となります。

 

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