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蕁麻疹等の症状が現われる甲状腺機能低下症について

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甲状腺機能低下症とはその名の通りに何等かの理由によって、甲状腺という部分の機能が低下する事を言います。
そもそも甲状腺とは喉にある器官で、ちょうど蝶が左右に羽根を広げたような形をしています。
甲状腺の主な役割はホルモンの分泌で、甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンを分泌する事になります。
甲状腺ホルモンは代謝に関わる働きをするホルモンなので、人間が生きていく上で欠かす事の出来ない重要なホルモンだと言えます。
 甲状腺機能低下症が発生する原因としては甲状腺自体の異常、ホルモンの分泌低下等が挙げられます。
一つ目の甲状腺自体の異常とは何等かの理由で甲状腺に損傷が起こるというもので、橋本病等の影響で発生する事があります。
二つ目のホルモンの分泌低下とは甲状腺ホルモンをコントロールする、甲状腺刺激ホルモンの分泌が低下してしまうというものになります。
甲状腺刺激ホルモンの分泌が低下する事で甲状腺ホルモンの分泌も低下して、この疾患を発症してしまう事があるのです。

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 甲状腺機能低下症を発症した場合に現われる症状としては、全身の代謝低下に関わる様々な症状が挙げられます。
具体的には全身の倦怠感や昼夜を問わない強い眠気、皮膚の乾燥やむくみ等があります。
 また患者の中には蕁麻疹の症状を訴える人もいますが、この蕁麻疹は体のむくみと関係して発生します。
むくみとは体の一部もしくは全体で血管から水分が漏れて、組織等に大量に溜まってしまう事を言います。
このむくみが発生する事によって患部に痒みを伴った紅斑や膨らみが発生する事があり、この紅斑や皮膚の膨らみが蕁麻疹と呼ばれるものになります。
 甲状腺機能低下症の治療方法は簡単で、要は不足している甲状腺ホルモンを体外から補給すれば良いのです。
甲状腺ホルモンの補給の仕方の代表的なものとしては、錠剤タイプの物を経口服用するという方法があります。
ちなみにこの甲状腺ホルモン剤は食事や他の薬の影響を受ける事があるため、食事時の服用ではなく就寝前に服用するのが基本です。

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