甲状腺機能亢進症　浮腫　症状

甲状腺　治療　症状 ＞ バセドウ病の原因・症状は？治療法や特徴は？ ＞ 甲状腺機能亢進症で起こる浮腫の症状ってなに！？

スポンサーリンク

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症は、代謝が良くなる事で様々な症状が出ます。
頻脈や動悸、息切れやイライラ、異常な発汗や眠気、手足の震えや集中力の低下等が挙げられます。
全身の代謝が良くなるために引き起こる症状ですが、甲状腺機能亢進症のサインでもあります。
気になる症状が治まらない、安静にしていても続く場合は医療機関を受診して専門医の指示を仰ぐ必要があります。
甲状腺機能亢進症でよく見られる症状の一つに浮腫があります。
浮腫は足や顔に出れば分かりやすいですが、部位によっては気付かない事もあります。
甲状腺機能亢進症による浮腫の原因は、糖や脂肪やたんぱく質が過剰に代謝され低たんぱく血症を起こします。
水分が血管外へと逃げだし、その場に溜まるため浮腫になります。
また代謝が活発になるため鉄の消耗が激しく、赤血球が減少する事で浸透圧が低下します。
これも浮腫の原因となります。
他にも心不全や、ムコ多糖類が皮下に溜まって起きる浮腫があります。

スポンサーリンク

甲状腺機能亢進症による浮腫は、治療を受けて数値を正常に戻せば改善します。
服薬治療の場合、即効性はありませんが、少しずつ改善するため気になっていた症状もやがて消えます。
甲状腺機能亢進症の治療中は心臓に負担がかかっている状態なので、活動を制限して体調管理に気を配る必要があります。
ただ活発な代謝によって失われた栄養素は補う必要があります。
消失した栄養素の中には人間の活動に必要不可欠な栄養素もあるからです。
それらを食事から補う事で、辛い症状を軽くする事にも繋がります。
治療と食事管理を続ける一方で、大切なのが定期的な通院です。
手術で甲状腺を全部摘出した場合は別ですが、薬物療法や甲状腺の一部が残されている場合は、再発の可能性もあります。
甲状腺機能亢進症の治療を終えても、再発して機能異常を引き起こさないために、年に1度か2度の通院は必要です。
また気になる症状がある場合はかかりつけ医に相談すると良いです。

スポンサーリンク