橋本病　バセドウ病　違い

甲状腺　治療　症状 ＞ 橋本病の症状や原因は？めまいなど治療法 ＞ 橋本病とバセドウ病の違いと似た症状はどのようなものがあるの？

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甲状腺は喉にある器官の一つです。
橋本病とバセドウ病は甲状腺の機能に関する病気で、首が腫れるという症状は似ていますが、それぞれの病気の仕組みは全然違います。
甲状腺では甲状腺ホルモン等のホルモンの分泌を行っています。
甲状腺ホルモンは体全体の新陳代謝を調節する働きもあるので、甲状腺に異常が起きることによって体全体に影響を及ぼします。
橋本病とバセドウ病では、甲状腺ホルモンの分泌量が違います。
橋本病は甲状腺ホルモンの分泌量が減少します。
自分の体内の免疫系が、攻撃しなくて良い正常な組織や細胞まで攻撃することが原因です。
甲状腺の細胞が攻撃されたことによって、甲状腺ホルモンの分泌が難しくなって色々な症状が起きます。
逆にバセドウ病は、甲状腺ホルモンの分泌量が増加します。
多く作られた特定の抗体が甲状腺を刺激して、甲状腺ホルモンの分泌量が増加します。
以上のように橋本病とバセドウ病では原因に大きな違いがあるので、全身に起きる症状は全然違います。

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橋本病とバセドウ病では、自分の正常な臓器を間違って攻撃する自己免疫疾患であることは同じですが、攻撃される場所は違います。
よって橋本病とバセドウ病には症状に違いが起きます。
また、めったにないことですが、橋本病でバセドウ病と非常によく似た症状が出ることがあるので、医師が違いを見分けられない場合があります。
橋本病では甲状腺の細胞が免疫力の異常によって破壊されますが、甲状腺の細胞には多量の甲状腺ホルモンがためられています。
甲状腺の細胞が破壊されると血液中に少しの間だけ大量の甲状腺ホルモンが流れ出ます。
このため少しの間だけ甲状腺ホルモンの量が多くなるので、甲状腺の機能が亢進するバセドウ病ににた症状が現われます。
よって血液検査でも区別が付きにくい場合があります。
橋本病とバセドウ病は詳しい原因は判明していませんが、遺伝も関係しています。
父母や祖父母などに甲状腺の病気を経験した人がいて自分に気になる症状がある場合には、病院で血液検査などを受けると詳しいことが分かります。

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