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甲状腺腫大の原因について

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首の甲状腺が腫れる症状は一般的に「甲状腺腫大」と言われており、背景に何らかの病気が関わっていることが多いです。
どのような腫れ方かによって、疑われる病気も多少変わってきます。
甲状腺の全体がはれるものを「びまん性甲状腺腫」といい、局部的なものやしこりで腫れるものを「結節性甲状腺腫」といいます。
首に触れた時に柔らかな腫れが広範囲に感じられる場合には、全体的に腫れが生じているkとが多く、主に「バセドウ病」や「橋本病」などがまずは疑われる病気です。
一方、一部分に硬いしこりが生じている場合は、「腫瘍」の可能性があります。
甲状腺腫大の正確な原因を把握するためには、医療機関で専門の検査を受けることが必要です。
通常はエコー検査が行われることが多く、甲状腺腫大の様子や血流などが詳しくチェックされます。
こういった検査を通じて原因が分かれば、後は専門医の元で治療を進めるのが一般的です。

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甲状腺の病気は、多くの場合内科的な治療で治していくことになります。
バセドウ病や橋本病の場合には、現在服薬治療が一般的です。
「バセドウ病」というのは、自己免疫の異常によって甲状腺が腫れるといわれています。
新陳代謝をコントロールしている甲状腺ホルモンの生成量が促進される病気です。
そのため、「息切れ、動悸、発汗、発熱、食事をとっても痩せる、身体が疲れる」などリラックスした状態でも運動しているかのような症状が起こります。
また「橋本病」についてですが、
こちらは、慢性的な甲状腺の腫れが主な症状です。
何も症状起こらないこともあるのですが、甲状腺ホルモンの生成量減少することがあり、この際に、「寒気、肌荒れ、めまい、うつ、あまり食事をとらなくても太る」という症状がおこります。
腫瘍が合併している時には、場合によって手術が行われることもあります。
また、バセドウ病で早期に治療を済ませたい方や、薬の副作用が強い方も時に外科治療の対象です。
腫瘍が主な甲状腺腫大の原因である場合は、まずは腫瘍の悪性度がチェックされます。
こういった確定検査で行われるのが、針を刺して細胞を採取する細胞診です。
万が一腫瘍が悪性だった場合にも、甲状腺の場合には治療のアプローチが比較的しやすいと言えます。
進行の遅いがんがこの部位では多いことから、状態を見ながら治療法を探っていく余裕があるのです。
とはいえ、転移などのリスクも当然ありますので、早期治療を行うことが好ましいといえます。

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