橋本病の検査の数値や症状と薬の服用による治療について解説します！

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橋本病の検査の数値や症状と薬の服用による治療について

橋本病を診断するために、甲状腺に針を刺して、組織の一部を採取して顕微鏡で炎症を確認する検査もありますが、組織を採取しなくても血液検査で診断します。
甲状腺に対する自己免疫が常在しているかどうか調べるために抗体検査をします。
その項目に陽性があれば、橋本病と診断することができます。
逆の症状が起きている場合には甲状腺機能亢進症と診断されます。
また、血液検査においては甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの値を調べます。
血中の甲状腺ホルモンが足りないと判断されると、甲状腺刺激ホルモンが分泌されて甲状腺ホルモンを調節しようとします。
甲状腺ホルモンの分泌量が低下する橋本病で、甲状腺ホルモンの値に異常がなくて甲状腺刺激ホルモンの値が高い場合があります。
したがって橋本病では甲状腺刺激ホルモンの検査の数値が非常に重要になります。
また、橋本病以外ではヨウ素の過剰摂取によって甲状腺刺激ホルモンの検査数値が高くなる場合があります。
ヨウ素を含むうがい薬をたくさん使うことなどは控えた方が良いです。

甲状腺刺激ホルモンは健康診断や人間ドッグなどの定期健診で測っても、甲状腺の機能に異常があることを見つけられる数値です。
検査では、甲状腺ホルモンと甲状腺刺激ホルモンの数値が基準値からどのくらい違うかを判断することで、橋本病などの甲状腺の病気を診断します。
甲状腺刺激ホルモンの数値の基準値は実施する施設等によっても異なりますが、0.44～4.95μIU/mlです。
甲状腺ホルモンの値が基準の数値より低くて、甲状腺刺激ホルモンが基準の数値より高い場合には橋本病と診断されます。
橋本病では甲状腺の機能が低下して甲状腺ホルモンの分泌量が少なくなるので、体全体の代謝が悪くなります。
その結果、体全体の細胞の働きが弱まることで疲れやすくなります。
体がだるくなったり重くなったり眠りやすくなったりします。
また食欲がなくなって、あまり食べなくても太ってしまいます。
甲状腺ホルモンを正常にする薬を服用するという治療法があります。
しかし、甲状腺の機能が正常になったからといって途中で服用を中止すると、再び甲状腺の機能が低下してしまう場合があります。
薬の量について医師と相談していくことが大切です。

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