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めまいの症状が出る甲状腺機能低下症

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甲状腺というものは、体の新陳代謝を調節している器官になります。
また、「甲状腺ホルモン」というものが生成されており、これが実際の新陳代謝の調節を行っているものになります。
そのため、甲状腺に異常が起こることで体の新陳代謝の機能がうまく行えない状態になることがあります。
甲状腺ホルモンは多くても少なくも体に悪影響を及ぼします。
その一つで「甲状腺機能低下症というものがあるのですが、これは甲状腺機能が低下する為に全身の代謝能力が低下していき、体の様々な機能低下がみられる疾患です。
原因は、一過性のものから慢性的に甲状腺が炎症を起こしている事によるものまで様々です。
成人女性に多い疾患の為、症状が出ていても疲れや更年期障害等と見過ごされる事が多く、甲状腺の腫れを指摘されて初めて気付くケースもあります。
血液検査で容易に診断が可能で、治療も薬で甲状腺機能を正常に近づける事ができるので簡単です。
長期間に渡って薬を飲み続けないといけない疾患ですが、副作用は少ないので、積極的に治療することが大切です。
機能が回復して薬を服用しなくても良くなる事があるので、定期的に通院しながら経過を観察します。

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甲状腺の機能低下が起こると様々な症状が出てきます。
代表的な症状に、「めまい、むくみ、うつ」があります。
めまいだけが症状として出る場合もあり、耳や脳の疾患を疑い気づかずに治療を受けてしまう事があります。
治療を受けても改善しないめまいは、甲状腺機能低下症が原因となっている事があります。
めまいと同時に、顔や手足のむくみや体のだるさを感じたらその可能性はさらに高くなります。
甲状腺機能低下症の代表的な症状であるむくみは、へこませても戻ってくるむくみ方で、顔や咽頭に出やすく、ひどくなると舌が大きくなったり声が低くなったりします。
また、まるでうつ状態の様に、動こうとしても体がだるく、どうにも動けなくなる事があります。
めまいやむくみがなかなか改善しない時は、甲状腺機能低下症を疑い、専門の病院で検査をしてもらうと安心です。

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