橋本病の妊娠への影響について
橋本病は慢性甲状腺炎とも呼ばれ、慢性的に甲状腺に炎症が起きます。
通常は甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンによって、代謝を活発にするのですが、橋本病になると甲状腺ホルモンの分泌量が低下するので、心身に影響を与えます。
適切に治療しなければ月経が長く続いたり経血量が多くなったりして、妊娠しにくくなるなどの影響があります。
橋本病でも妊娠は可能で経験している人がいます。
しかし妊娠して流産したり、妊娠しにくくなったりすることを防ぐために橋本病のことをきちんと知って、専門の病院で治療を受ける必要があります。
第一に自分の体を大切にしてから妊娠に向き合うという優先順位を付けることで、生まれてくる子供への悪影響を防ぐことができます。
橋本病では甲状腺ホルモンを正常にする薬を服用することで、めまいや頭痛、だるさや熱っぽさなどに影響を与える場合があります。
このような副作用が感じられたら早急に病院を受診した方が良いです。
橋本病では甲状腺の機能が低下していない場合と、甲状腺の機能が低下している場合があります。
甲状腺の機能が低下していない場合は定期的に経過観察を行うことで、妊娠や出産に影響はありません。
甲状腺の機能が低下している場合には、胎児の脳の発達に影響を及ぼすので、子供の知能の低下が起こる場合があります。
その際は、中枢神経系ができ始める妊娠7週目頃から治療をすれば解決することができます。
橋本病は甲状腺の機能を正常にすることで、健康な人と同じように妊娠や出産をすることができます。
妊娠の最初の頃は1〜2ヶ月おきに通院しなければならない場合もありますが、医師の指示に従うことで治療薬の母乳や胎児への影響を防ぐことができます。
甲状腺機能低下症であると診断された人でも甲状腺ホルモンの薬の服用によって甲状腺ホルモンの血中濃度が正常ならば問題ないです。
橋本病は遺伝する可能性があるので、生れつき甲状腺機能低下症の症状がある赤ちゃんもいます。
こちらも治療しないと知能の低下が起こる場合があるので、胎児の間に予測して、赤ちゃんが出産で入院している間に検査することが大切です。
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