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甲状腺腫大の一般的な症状とは

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甲状腺というのは、のどぼとけの下にある器官のことで、形が蝶が羽を広げたような形をしており、赤褐色をしています。
甲状腺腫大は、名前の通り、甲状腺が腫れる病気のことです。
一般的な症状としては、甲状腺のある当たり全体がほぼ一様に腫れている他は、特に症状といったものが見られないといった特徴があります。
腫れの状態によっては、症状に気づくことが困難ということもありますが、たまたま喉の周辺を触った際に、違和感を感じて甲状腺の腫れを感じることがあります。
また腫れが進行することで、気管が圧迫されることもあり、それによって息がしにくくなり、呼吸困難といった症状が現れることもあります。
同じように甲状腺が腫れる病気に、「機能亢進症や機能低下症」がありますが、これらの病気に見られるような症状が現れることはありません。
甲状腺ホルモンの働きそのものは、まったくの正常値となっています。

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たいていの場合には、甲状腺の働きが活発になるか、低下するかということが数値でおこります。
この場合ですと、
活発になる場合には、
「汗が多く出たり、暑がりになったり、血圧が上がり、動悸が起こる、食欲旺盛、体重が減る、イライラしやすい」
といった症状が起こります。

 

また、逆に甲状腺の機能が低下した場合には、
疲れやすく、汗があまり出ない、寒がり、脈が少ない、むくみ、体重の増加、気力がない、うつ傾向
といった様々な症状が起こります。

 

こうした症状は甲状腺腫大のみでは見ることはほぼありません。
また症状は思春期や妊婦に多く発症する傾向がある病気となっています。
症状は腫れだけということもあり、軽度の場合には特に治療を要しないことも少なくありません。
治療をする場合でも、投薬のみとなるのが一般的です。
その場合には、ホルモン剤を服用するのが通常となっています。
ホルモン剤によって下垂体からの甲状腺刺激ホルモンの分泌は減少しますので、徐々に腫れがひいて小さくなっていくのです。
腫れた部分というのは、甲状腺炎などよりも柔らかいといった特徴があるため、触診で発見されることも少なくありません。
とはいっても、血中甲状腺ホルモンの測定やX線検査などを行なってから診断が下されるのが一般的です。

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