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甲状腺癌で行われるアイソトープ治療について

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病気といえば様々ありますが、その中で癌というものがあります。
もしも自分や親しい方がこのような診断結果を受けたとなると非常につらい気持ちになるかと思います。
医療技術が向上した昨今であれ、完全な治療方法というのは確立されていません。
同じく甲状腺でも癌になることがあります。
今回は甲状腺における癌の治療について説明をしていきたいと思います。
甲状腺の病気はバセドウ病などが広く知られていますが、男性よりも女性に多い病気と言われています。
癌の中でも甲状腺癌は1パーセント程度の割合で、年々増加傾向にあります。
しかし進行が遅いため、治る確率が非常に高いものです。
甲状腺癌の症状は、のどぼとけの下あたりに痛みのないかたいしこりが見られることが特徴です。
専門医であれば触診だけで判明する場合もありますが、癌かどうかを判断するには超音波検査を行います。

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癌と判定された場合はさらに細胞を採取して調べることで、良性か悪性どうか判断します。
治療は外科手術で腫瘍を摘出することが基本で、比較的簡単な手術で切除できます。
10mm以下の癌であれば経過を見ることもあり、内視鏡による手術を行うこともあるようです。
甲状腺癌の手術後に遠隔転移した場合に、アイソトープ治療を行います。
具体的には、放射性ヨウ素を内服します。
この場合、手術で甲状腺を全摘出することが前提となります。
放射性ヨウ素は甲状腺に取り込まれることで放射線を放出し、細胞を破壊する性質があります。
また、甲状腺癌が転移した細胞でも同様の性質が適用されるため、転移した癌細胞を破壊する効果があります。
放射性ヨウ素にはヨウ素131が使われており、肺や骨に多発転移した場合に適用となります。
全ての癌細胞が放射性ヨウ素を取り込むわけではないので、事前に適用可能かどうか検査が必要になります。
甲状腺癌のアイソトープ治療は、内服カプセルを飲むだけで副作用もないというメリットがあります。
但し、どこの病院でも可能というわけではなく、アイソトープ使用許可を得た特別な施設を持った病院であることが必須です。

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